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栄養学科 研究室紹介 天本研究室

天本研究室
 
 
    
 
 私のゼミの学生たちは主に母性(妊娠・授乳期)と小児の栄養について学んでいます。近年、近い将来に妊娠や出産を控える若い女性たちの「やせ」の増加や食事の偏りが指摘されています。また、低出生体重児出生数の増加、成長期の子供たちの偏った食生活や小児生活習慣病の増加など、母性や小児をめぐる食環境の問題は尽きることがありません。さらに近年、「人の健康と疾病の要因は胎児期と乳児期の栄養状態にある」 という学説に関心が寄せられるようになり、妊婦の食生活の重要性が再認識されるようになってきています。これらのことに注目し、本研究室では、妊婦の食生活と低出生体重児との関連性や戦後の小児の成長と栄養摂取量の関係について調査研究してきました。今年から本学科では卒業研究と卒業ゼミナールの2本立てがスタートし、私のゼミでは今までの調査研究からより一般の方々に親しみやすい形(例えば献立を提供するなど)で妊産婦や授乳婦、子供たちの食生活を見直して行きたいと考えています。本ゼミで学ぶ学生たちは、母性や小児栄養に関するテーマの中から、自分たちが興味のあるテーマを選び自主的に進めていきます。
 また、ゼミの学生には管理栄養士に必要な常に相手(対象者)のことを考えて仕事をする姿勢を培って欲しいですし、それを育てて行きたいと思います。
 
栄養学科 講師 天本理恵