集中ケア 研修生メッセージ



 5期生代表 前川 友成さん  5期生代表 宮脇 瑞枝さん
 
 
5期生からのメッセージ
 

 



   
5期生代表 前川 友成さん
   私は、看護師になり11年目を迎えます。新人の頃からCCUというクリティカルケア領域の看護に携わってきました。経験を重ねていくに伴い、後輩スタッフを育成する役割を担うようになり、指導していく中で自分の知識や技術が根拠に基づいたものではないことに気づかされました。その頃より、クリティカルケア領域における実践能力向上のために学習する機会を望んでいました。地元、九州へ戻り、西南女学院大学に集中ケア認定看護師教育課程の存在を知りました。所属施設のバックアップもあって入学に踏み切りました。

   入学して3カ月間、グループワークや前期・後期テスト、課題レポートなどで忙しく過ごしてきました。講師の先生方は、様々な分野で活躍されている方や、自分が憧れてきた方が多く、興味深い内容の講義ばかりです。成人してこれだけ学習できることは、大変貴重な経験と捉えています。辛い時期もありましたが、同じ目標を持って入学した、研修生の高いモチベーションに刺激を受けたり、様々な場面で助けられることで乗り越えることができました。時には息抜きをしながら、仲間とともに、自分たちの認定看護師に対する熱い思いをぶつけ合いながら毎日を過ごしています。ここで出会った同志はこれからもきっと、かけがえのない存在になると思います。今後は、臨地実習が控えており、これまで学んだ知識や技術を活かし、根拠に基づいた実践を行いたいと思っています。まだまだ未熟ですが、一日一日自己研鑽に努め、自分が描く理想の認定看護師に少しでも近づけるように励んでいきたいと思います。
 
   
5期生代表 宮脇 瑞枝さん
   私が認定看護師を目指したいと思ったきっかけは、新人時代に受けた教育でした。看護師として経験を重ねるごとに、自分が受けたように、いえ、それ以上の教育を後輩たちにしたいと思うようになりましたが、「私には無理かな…」という思いの方が強く、一歩、踏み出す勇気がありませんでした。そんな時、九州で初めてとなる西南女学院大学での集中ケア認定看護師教育課程の存在を知り、上司と先輩認定看護師が、私の背中を後押してくれました。少しの勇気と一つのチャンスを掴み集中ケア教育課程に入学しましたが、入学した直後、自分の知識・経験とクラスメイトとの差に焦りと不安を感じました。しかし、共に学ぶ中で「同じ志」を持つことに変わりはない事に気づきました。そして、学ぶことの楽しさを共有できるようになると同時に、解らない事がある時には共に教え合い、支え合える「仲間」であることがわかりました。

   高名な先生方からの講義は難しいと感じることもありましたが、最新の知識が盛り込まれており、臨床での実践を振り返る中で「実践してみたい」と思えるものでした。主任・専任教員の先生方には私たちの体調やそれぞれの抱えている問題に親身になって気遣っていただき支えられています。
 7カ月間、勉強に集中できること、また、施設や家族の協力があることに感謝し、「仲間」と共に卒業し、認定審査に合格することを目標に頑張りたいと思います。
 これから認定看護師を目指そうとしている皆様へ。認定看護師はとても高いハードルと考えている方も多いかもしれません。しかし少しの勇気があれば、同じ志を持つ仲間や親身に指導してくださる教員の存在で、困難を乗り越えることができると思います。学生生活は財産です。暖かな九州の地で、悩みや苦しみ、楽しみを分かち合える暖かい仲間との出会いがあります。目標に向かって、一歩、踏み出してみてください。